Top > エコなコーヒー

エコなコーヒー

フェアトレードコーヒーというものが最近よく見かけられるようになりました。
フェアトレードコーヒーというのはその名の通り、フェアなトレード(公正な取引)が行われているコーヒーです。

コーヒーは、赤道付近の暖かい土地で作られていますが、そういった土地は発展途上国であることがほとんどです。

そしてコーヒー栽培は当たり前ですが、天候などに大きく左右されます。そうすると当然コーヒー豆の価格にも変動が起こるわけですが、そのコーヒー豆を買う際に、農家への買いたたきが起こることが多いのです。そこで、買い叩かない=フェアなトレードを行っているという証しとなるのがフェアトレードコーヒーなのです。

さて、フェアトレードがなぜエコにつながるのかといえば、コーヒー栽培というのはとても手間もかかるし、重労働となる作業です。その労働に見合った収入が得られれば続けていくことができますが、収入が少なくなれば当然そのままの作業を続けていくのは困難です。そうなると人件費を削減して、大量の農薬を使用して楽に栽培をするといった状況に陥ってしまいます。農薬の大量使用は土壌を汚染することで重要な問題となっています。特にコーヒーは世界中の人に飲まれている飲み物だけに、多く栽培されており、その総てのコーヒー農家が農薬を使用しつづければ、土壌はどれだけ汚れていくことでしょう。そしてその汚染はコーヒーからだけではなく、その近郊で栽培されている他の作物や、それを食べる動物、河川の汚染にもつながり、直接的、間接的に人間にも回ってくるんです。

というわけで、フェアなトレードが地球全体の環境保護につながるというわけです。

また他にも環境に留意したコーヒーの認定はたくさんあります。例えばレインフォレストアライアンスコーヒーもそのひとつです。コーヒー栽培や周りの熱帯雨林に影響を与えます。たとえば焼畑栽培のようなものは最たるものですが、直接熱帯雨林を燃やすことがなくても、農薬を使っての栽培が土壌を汚染し、周りの熱帯雨林を枯らしていってしまうということが起こります。そこで熱帯雨林の保護の為、熱帯雨林に悪影響を及ぼさない栽培を行っている認定されているのがレインフォレストアライアンスコーヒーです。このように、様々な団体が、独自の基準で環境負荷の少ないコーヒー豆の認定を行っています。

コーヒーを飲むだけ、自分が楽しむだけで、しっかりとしたコーヒー農家さんが救われ、環境が守られていくのです。そんな簡単なエコ活動。しないわけにはいきませんよね。

関連エントリー
カテゴリー
更新履歴
エコなコーヒー(2009年7月 6日)
コーヒーを淹れる(2009年7月 6日)
コーヒーの焙煎(2009年7月 6日)
コーヒー(2009年7月 6日)